黒水牛は、水牛の角を原材料とした印材で堅牢性に優れています。
ベトナムを中心とした東南アジアの水牛の角を加工しており、濡れたような漆黒の光沢が特徴です。
人間でいうと象牙は「歯」でとにかく硬いのに対して、黒水牛は「爪」といったところです。
皮膚の一部なので主成分はたんぱく質となり、硬さと粘りがある感じです。
角の中心部分は、密度が高く芯持ちと呼ばれ、大変人気な印鑑素材となります。
外側の部分は芯を持たないので安価です。
水牛の角は、印鑑だけでなく、ボタンや包丁の柄、アクセサリーなどにも愛用される素材です。
価格と耐久性のバランスがよい印材で大変人気がありますが、乾燥には弱く、ひび割れやゆがみが生じることもあり、保管には注意が必要となります。
直射日光を避け、温度変化の少ない場所での保管が適しています。
また、椿油などを塗っておくと乾燥によるひび割れの防止になります。
さらに、水牛の角を好む虫がいるため、印鑑ケースなどに入れておかないと虫に食われてしまうこともあるので、気をつけましょう。