印鑑の素材と聞くと、一番初めに象牙を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。
印材の中でも最高級品で、これ以上の印材はないとまでいわれています。
見た目の美しさはもちろん、耐久性にも優れ、朱肉の吸着性もよく、いつまでも鮮明な印影を得ることができます。
象牙は硬くて緻密なため、手で彫れる天然の印材の中ではもっとも細かい彫刻に向いており、綺麗に捺印することができるのです。
現在、象牙の輸入は停止されていますが、1989年の輸入停止以前に輸入されたものと、1999年、2009年に解禁されたときに輸入されたものが一般的に流通しています。
希少価値が高いのはもちろんですが、独特な落ち着いた色と手触り感、重量感、高級感など、見た目や手触りなどのさまざまな角度から見ても、象牙の右に出るものはないといわれるほどの高級印材となります。
象牙の印鑑を持つことが、社会人のひとつのステータスといえるかもしれませんね。
象牙は、温度湿度の変化にもさほど影響を受けないので、長期間保管する必要がある実印や銀行印などの登録印に非常に適しています。